振り返り2021
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
年が明けてすでに4日経っていますが、以下3つの視点で2021年を振り返ります。
昨年の記事で挙げた項目をベースにまとめてみました。
*昨年の記事はこちら
nagotsch.hatenablog.com
KPT法
What we should Keep.(続けるべきこと)
Where we are having ongoing Problems. (抱えている問題)
What we want to Try in the next time period. (次にトライしたいこと)
■ Keep(できたこと、続けたいこと)
☑(オンライン)学習
仕事に関する技術的な通信講座を私費で受講しました。
決して安い講座ではありませんでしたが、仕事に活かせている実感が得られたのが良かった。
☑(オンライン)飲み
大学時代の知人、後輩と。あとは、自主開催ではありませんが仕事の後輩の歓迎会で交流できました。
暮れの方は対面でできる機会にも恵まれました。
☑アウトプット
技術記事を2つ更新しました。少ない記事数ながら、専門家の目に留まったことは2021年を代表するトピックスだと思います。
塗料と溶解度パラメーターとか、ヴァイオリンのニス塗装に関するHSP的考察とか面白い研究をしている人がおられた。https://t.co/1cbyNj4DwNのHSPの所に記事を書いてくれないかな。
— yamahiro-pirika (@PirikaYamahiro) 2021年2月23日
ブログネタを探してNS。Qネコさんの「魚臭さは植物オイルで取り除け」(https://t.co/E8iWRf8Shh)を読んでインスパイアーされて、コロナ探知犬のブログを書いた。一度pirika研究会で話を聞いてみたいものだ。
— yamahiro-pirika (@PirikaYamahiro) 2021年12月21日
☑腹決め
「アウトプット」で取り上げている技術を、さらに深堀りしていきたいと実感した1年でした。
☑語学学習
2年連続でTOEICスコア自己最高を更新し、会社から報奨金もいただきました。
https://nagotsch.hatenablog.com/entry/2021/08/29/224213
☑運転免許取得🆕
恥ずかしながら、30代も半ばに差し掛かってようやく取得しました。それも無駄にMTで。
取得後も乗る機会があったので、一般道に対してはようやく慣れつつあります。
*ただしATに限る。
■ Problem(できなかったこと、課題)
✘オンライン学習(統計検定)の効果測定
「なんとなく統計って大事だよね」という思いはありましたが、優先順位がそこまで高くなかったため未実施でした。
✘オンライン読書会
こちらも未実施。
△趣味探し
楽器演奏以外の活動で、と思うも、これといったものは見つからずでした。とりあえずは、ブログ執筆に設定。
■ Try(改善)
ブログの技術記事拡充
腹決め、趣味はブログ執筆と言いながらネタ2つとは残念すぎるので、最低でも5つは書きます。
読書会(β版)の開催
自分の読書力を高めるためにも、必ず開催します。
ただ、いきなり本格的な会を立ち上げると意気込むと失敗しそうなので、興味を持ってくれそうな人と1on1で開催しようかと思っています。
運転技術の向上
まだまだ苦手意識のある高速走行と駐車にこなれます。
今週のお題「買ってよかった2021」
今週のお題「買ってよかった2021」
すでに年が明けてしまいましたが、昨年買ってよかったもの2点を簡単に紹介します。
MTG SIXPAD Abs Fit 2
仕事終わりで疲れている身体に、もうひと刺激与える感じがやめられません。
*使い始めは特に、翌日のだるさとトレードオフですが。。
(正しい使い方ではないと思いますが、)腹筋の他、胸や腰まわりの刺激にも活用しています。
ムヒHD
即効性が高く、小さいハンドクリームくらいのサイズなので、いまでは常に携帯するもののひとつになりました。
(こちらも正しい使い方ではないと思いますが、)顔回りのちょっとかゆいところのケアにも活用しています。
有機溶媒中でのタンパクの溶解性について
毎度、ハンセン溶解度パラメータ(HSP)の調べものをしていたら、とある文献に興味をそそられたので読んでみました。有機溶媒に対するタンパクの溶解性に関する内容です。
actachemscand.org
生化学分野の研究で広く使用されている2種類のタンパク(牛血清アルブミン(BSA)、リゾチーム)を用いて、約20種類の溶媒中における溶解量を測定しています。
どちらのタンパクも共通して、ギ酸(Formic acid)とトリフルオロ酢酸(TFA)中で溶解し、リゾチームのみジメチルスルホキシド(DMSO)とグリセロールにも可溶という結果が得られています。
溶媒間における溶解性の差について、論文中では「溶媒の比誘電率と水素結合能に起因する」としたうえで、「溶解させる溶媒は水と似たような特性を持っている」と考察しています。さらに筆者は、タンパクの構造の観点でも溶解性を考えており、このような溶媒中ではタンパクはもともとの姿(※)のまま(≒エネルギー的に最も安定な状態のまま)溶解していると推察しているようです。
※ 親水基が表面に、疎水基が内側に来るような構造
上述した「溶媒の比誘電率と水素結合能に起因する」の部分について、HSPの観点で調べてみると、比誘電率は分極項と関連していることが分かりました。つまり、タンパクの溶解性には溶媒の分極率と水素結合性が寄与している可能性が考えられます。そこで、論文中の溶解性の結果を用いて2つのタンパクのHSPを解析してみました。
結果は表のとおりです。
Formic acidとTFAのHSPは互いに近い位置にあるため、BSAではハンセン球が正しく解析できています。一方、リゾチームは解析精度はいまひとつ。恐らく、酸による溶解(Formic acidとTFA)と分子間相互作用のみによる溶解(DMSOとグリセロール)を同じ土俵で取り扱っていることが原因と考えられそうです。このあたりは4次元HSPの考え方を適用する必要がありるかと思いますが、ひとまず今回はこのあたりで。
古書との邂逅
先日、BOOKOFFで古書を買いました。
いい感じに色あせた、状態の良い岩波新書の黄版です。ほぼ衝動買いでした。
本には、いまの自分の業務に関する技術的な話がまとめられています。初版は1980年の10月。本の後ろに記されたオリジナルの蔵書印と購入年月日から、前に所有されていた辻さんという方は、ちょうど40年前のこの時期に購入されたと分かります。
正直なところ、こんなに状態の良い専門書が場末のBOOKOFFに置いてあったことに驚きます。蔵書印を押すくらいなのだから、売りに出したのにはそれなりの理由があったと推察します。失礼な話ですが、身辺整理かもしれません。
そんなことを考えながら読み進めていると、ところどころ引かれた傍線や蛍光ペンの跡が目につきます。積読せず、キチンと勉強されたのでしょう。この本は、口語表現が主で解説も丁寧で専門書としては読みやすい部類に入るかと思います。ですがそれ以上に、古書特有の香りや触感、そして前所有者の歴史とが相まって私が読み進めるのを加速させていると感じています。
本のタイトルは「接着とはどういうことか」
見ず知らずの辻さんとの時間を超えた相互作用が垣間見えた瞬間です。
TOEIC受験報告
以下の記事で宣言したとおり、本日TOEICを受験しました。
nagotsch.hatenablog.com
結果は以下の通り(括弧内は昨年スコアからの増減)。
Total:780(△85)
Listening:430(△80)
Reading:350(△5)
無事に目標スコア(730点)を越え、自己ベストを更新。会社からの報奨金、ごっつぁんです!
今回はリスニングに重点を置いてトレーニングしてきました。トレーニングは、問題を解くよりもディクテーションを中心に。話してることの雰囲気が分かればいいや程度で取り組みました。正確な効果のほどは定かではありませんが、こうも点数に結び付くと嬉しいですね。
今後はリーディングのスコアアップに対する策を講じつつ、リスニングの分解能を上げていきたいと思います。